愛媛と高知の建設会社が協力して防災用ヘリポートを松野町に整備し、現地で17日に落成式が開かれました。

このヘリポートは、松野町の金谷建設合名会社と高知県四万十市の竹村綜合建設が、国道381号線沿いの愛媛と高知の県境にある松野町吉野に整備。目的は災害時に孤立が想定される中山間地域の住民の命や安全を守るためとしています。

施設は松野町側にアスファルト舗装された離着陸場810平方メートル。約50メートル離れた四万十市側に重機・資材置き場790平方メートルが設けられています。

落成式では、神事で松野町と四万十市の関係者らが安全な運用などを祈願したあと、整備した2つの業者と行政、消防が使用に関する協定を結びました。

このヘリポートから市立宇和島病院までにかかる時間はヘリコプターで約10分。救急車では45分程かかるとしています。また高知市までの時間は約30分ということです。

ヘリポートでは高知市医療センターからドクターヘリが到着して、ケガ人を運ぶ訓練も行われました。

ヘリポートはこれまで四万十市に4カ所、松野町に2カ所あり、今回のヘリポートは空白区を埋める地域に整備されました。

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