コロナ禍以降、自殺する人が高止まりの状況にあります。岡山県は7月18日、現状や対策などについて関係者が意見を交換する会合を岡山市で開きました。

会合では医師会や弁護士会など県内18の関係機関で構成されています。県によりますと、県内で2023年、自殺した人は302人で、コロナ禍だった2021年以降、300人前後で推移し高止まりの状況です。

全体の7割以上が男性で、学校や職場でのコミュニケーション不足も要因の1つだと考えられています。

年代別にみると19歳以下が14人と2020年以降横ばいで、30代、40代、50代が増加しています。その上で24時間対応している電話による相談窓口をPRすることなどを確認していました。

(岡山県健康推進課 北村幸治課長)
「相談したくなった時につながるチャンネルがあることを知ってもらって、24時間、(悩みを)聞いてもらえる相談先があったなと思い出してもらって、一歩を踏み出してもらえれば」

県は2024年度から学校や市町村などの地域の支援者に対し、複数の専門家のチームで助言やサポートを行う事業を実施しています。

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