静岡県立こども病院は、生まれつき心臓に持病を抱え自国では治療が困難だったネパールの少年の手術に成功しました。少年は順調に回復していて、4日後に帰国する予定です。
手術を受けた少年:
先生や看護師さん、皆さんが私の命を助けてくれた。心から感謝します
今回手術を受けたのはネパール人の16歳の少年です。
少年は生まれつき心臓の弁の動きが悪く、肺にうまく血液を送り出せないという重い持病を持っていて、突然死のリスクを抱えていました。
治療のためには現在日本とアメリカでしか認可されてない人工弁を使う必要があり、体に負担の少ないカテーテルの手術ができる「こども病院」が少年を受け入れ、20人体制のチームで手術を成功させました。
県立こども病院・金成海IVRセンター長:
シミュレーションから(医師も)かなりトレーニングを積んでここに至っているので、そういったトレーニングを積む間のチームの協力も踏まえて成功に結び付いていると考える
日本の文化や食が大好きだという少年は4日後に帰国する予定で、現地の病院で治療やリハビリを続けながら「一生懸命勉強して日本の大学に進学したい」と夢を語っていました。
こども病院は「新たな治療法を知ってもらい、高度な技術やチーム医療を必要とする患者を国内外問わず受け入れたい」と話しています。
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