入院中の子どもの世話を家族が泊まり込みで行う「付き添い入院」について、全国4割以上の医療機関が要請していることがわかった。
「付き添い入院」を巡っては、休息や食事が十分とれず、家族の負担が大きいとの声などをうけて、こども家庭庁が全国の医療機関を対象にアンケート調査を行った。
その結果、4割以上の医療機関が「こどもの病状等を勘案した上で、基本的に付添いをお願いしている」と回答した。
また、付き添う家族の食事については、コンビニが80.9%で最も多く、次いでレストランや食堂などで、多くが病院からの提供ではなく、自身で調達していた。
家族が寝るベッドなどの寝具については、無料で貸し出しているところもあったが、14.8%の医療機関が貸し出しを行っていなかった。
その場合は、子どもと同じベッドで寝ているケースが7割以上にのぼった。
厚労省は、6月からの新たな診療報酬で、医療機関に対して保育士やスタッフらを手厚く配置するよう促すほか、「付き添い入院」の家族の食事や睡眠に配慮することを規定するなど環境改善に取り組んでいる。
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