24日は「土用の丑（うし）の日」。
東京都内のうなぎ専門店は早くも気合い十分だが、その調理方法は、地方によってさまざま。
勝野健キャスターと番組ディレクターが都内店舗を取材した。
“関東風”？“関西風”？
東京・浅草にある老舗「うなぎ 和田平」浅草店では、“関東風”の「蒸し焼き」で提供。
白焼きにしたうなぎを蒸し上げたあと、もう一度焼くことで柔らかく仕上げる。
フジテレビ・勝野健キャスターが試食すると…、
勝野キャスター：
身がふっくらとしているので、かんでいると、このホロホロと身が崩れる感じが千葉県出身の私としては、よくなじみのある味だなというふうに感じます。
うなぎ 和田平 浅草店主・土田徹さん：
かたくもなく柔らかくもなく、柔らかすぎないように、そのへんは一番気にしているところですね。
一方、東京・千代田区の「鰻 北白川」は、“関西風”の「地焼き」。
蒸さずに炭火焼きでパリッと焼き上げる、
時折水を差しながら、焦げる直前まで火を入れることで表面はこんがり、身はふっくらと仕上がる。
この店では、福岡・柳川地方の郷土料理・うなぎの「せいろ蒸し」も提供している。
タレで味付けしたご飯にうなぎと錦糸卵をのせ、せいろで蒸し上げることで味に一体感が出るという。
「鰻 北白川」職人：
九州の“せいろ蒸し”っていうのが、ご飯が結構もちっとした感じのご飯なんですよ。「ちまき」みたいな感じ。
ただ関東の人には合わないかなと思って、うちはさっぱりした感じのせいろ蒸しで。
そして東京・有楽町にある「炭焼き うな富士」有楽町店では、“名古屋名物”を楽しむことができる。
おひつに入ったご飯の上に細かく刻んだかば焼きがのった「ひつまぶし」。
この店では、うなぎの肝をのせたメニューが人気だという。
客は「肝がついているのがたぶん限定（メニュー）なんで、ちょっと苦味があって、ものすごくお酒に合いますね。めちゃくちゃおいしいです」と笑顔で話した。
「炭焼き うな富士」有楽町店・安井むつみ店長：
肝だけ単体の（メニュー）もあるんですけれど、一緒に食べていただいて、肝のおいしさを皆さんにも知っていただきたいと思います。
2024年の「土用の丑」は、24日と8月5日の2回となっている。
（「イット!」7月22日放送より）
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