静岡県牧之原市の榛原総合病院は7月23日に発生した停電の原因について、設備の劣化の可能性が高いと発表しました。停電はすでに復旧し、外来診療や手術などを再開しています。

榛原総合病院によりますと、23日午前7時頃に病院やその周辺で停電が起き、その後、復旧したものの夜遅くにかけ病院で停電が繰り返し発生しました。

この影響で、病院は外来診療を制限し手術を延期したほか、エアコンが止まって院内の温度が上昇したため、患者に水を配ったり冷却材で体を冷やしたりする対応をとりました。

菱川拓斗 記者:
榛原総合病院の電気室です。こちらにあるコンデンサーと呼ばれる機械に何らかの不具合が発生し停電が発生したということです

病院は停電の原因について、効率よく電力を使うための装置「コンデンサー」が劣化したとみていて、24日から外来診療や手術などを再開しています。

榛原総合病院・森田信敏 院長:
長時間の停電という事態を起こしまして、多数の患者・家族にご迷惑をおかけしましたことを誠に申し訳なく思います。お詫び申し上げます

病院によりますと、停電の影響で病状が悪化した人や熱中症になった患者はいないということです。

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