今年の台風の発生数について、酒井気象予報士とお伝えします。

(酒井予報士)
「台風3号の影響でうねりを伴って波が高くなっていますが、ことしはまだ台風が4つしか発生していません。」

(永井アナ)
「例年ならこの時期はもっと台風が発生しているイメージがあるんですが…」

(酒井予報士)
「1月から7月の台風の発生数です。2020年までの30年の平均発生数は8つ前後ですから今年の発生はまだ半分なんですね。」

(永井アナ)
「気になるのはこれからですよね。これまでの発生数が少ないということは、これからも少ないということなんでしょうか。」

(酒井予報士)
「むしろこれから急増する傾向にあるんです。これは、平年の台風発生数のグラフなんですが、平年であれば7月8月から急増していますよね。今年と同じように発生が少ない2016年をみても、7月まで4つでしたが8月と9月は7つずつ発生しています。」

(永井アナ)
「今年は何か特徴はあるんですか

(酒井予報士)
「今年の台風が発生がポイントです。これは発生場所を予測したものなんですが、いつもならこの青いエリアで台風が発生して、時間をかけて日本列島に近づいてくるんですが、今年は、日本の南の海上のこの赤いエリアで発生数が多いことが予想されます。日本の近海で台風が発生しやすいということは、発生直後から影響を受けやすいということなんです。」

(永井アナ)
「発生後すぐに対応するためにも、今のうちから、防災グッズや避難所の場所の確認をするなど、日ごろの備えと、気象情報のこまめなチェックを心がけてください。」

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