目の不自由な人にもスキンケアの大切さやケアの方法を学んでもらおうというセミナーが、7月31日に岡山市で開かれました。

これは、目の不自由な人にも肌の手入れの正しい方法などを学んでもらおうと化粧品メーカーのファンケルが2013年から全国で開催しているものです。

岡山県では今回が初めてで県視覚障害者協会の会員やボランティアなど約20人が参加しました。セミナーでは、自分の肌を「ひよこ」だと思って優しく触れることや、しわの予防には筋肉の流れに沿ってケアすることが大切なことなどスキンケアのポイントが説明されました。

参加者は、容器の形を確かめながら美容液や日焼け止めのクリームを肌になじませていきました。

(参加者)
「きょう教わったことを化粧品を使ってやってみようと思う」
「こうやって男前って言われるとうれしい」

主催者によりますと視力を失った人の中には、身だしなみを整えることを諦めてしまったり、ひきこもりがちになる人も多いということです。

主催者は、こうしたイベントを通して、障害者も積極的に社会に出て、輝ける世の中にしていきたいとしています。

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