南海トラフの臨時情報「巨大地震注意」が発表されてから12日で5日目です。

3連休の最終日、静岡県西伊豆町の大田子海水浴場にほとんど人の姿はありませんでした。

西伊豆町は町内9カ所の海水浴場のうち、大田子海水浴場と宇久須海水浴場の2つの海水浴場を遊泳禁止にしました。

ライフセーバーではなく地元の住民が監視員を務めているため、緊急時の避難指示や誘導など迅速な対応がとれない場合もあるためです。

親子:
(Q.いつも帰ってきたときには?)(いつもは)ここで泳いでいますが、きょうは遊泳禁止なので。ちょっと残念で違う海水浴場で泳いできました

一方、約4km離れた乗浜海水浴場。

こちらはライフセーバーの資格を持つ監視員が見守る中、行楽客が夏のひとときを楽しんでいる様子でした。

西伊豆町では開設している各海水浴場で1時間おきにライフセーバーが注意喚起していくということです。

西伊豆町産業振興課・渡辺貴浩 課長:
自治体としても どのように対応するかすごく難しいところ。一方で生活もあり、伊豆半島は観光地で観光客がたくさん来るなかでどこまで閉鎖してどこまで今まで通り開設していくか大変難しいところではありましたが、ライフセーバーが対応できる範囲で、できるだけ多くの観光客が来ているので楽しんでもらえるようにと体制を整えた

気象庁はこれまでに通常とは異なる地殻変動などは観測されていないとしています。

各自治体はそれぞれの事情を考慮しながら備えの1週間に取り組んでいます。

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