神奈川県横須賀市の衣笠観光協会は21日、衣笠さくら祭の関連行事として「三浦一党出陣武者行列」を開催する。新型コロナウイルスの影響で中止が続いていたが、6年ぶりによろい姿の武者たちが衣笠商店街を行進する。
午後1~3時、衣笠十字路から大明寺まで行進し、源頼朝のもとにはせ参じる雄姿を再現。頼朝挙兵時の一族の棟梁(とうりょう)、三浦大介義明役は上地克明市長が務める。三浦学苑高の吹奏楽部やチアダンス部、衣笠中の剣道部なども参加する。
中世、三浦半島一円を統治し、鎌倉幕府成立にも大きな役割を果たした三浦一族が本拠地としていたのは、現在の同市衣笠町にあった衣笠城。21日には同商店街の「メガネのささき」などで特製の「金箔(きんぱく)御城印」が700円で発売される。御城印は、登城記念などで購入されるポストカードの一種。衣笠城の御城印はすでにあるが、衣笠さくら祭に合わせ、同市出身で歴史を生かした街づくりに取り組む山城ガールむつみ(本名・宇野睦)さんが特別版を製作。むつみさんは「多くの人に三浦一族の魅力が伝わり、衣笠商店街に足を運んでくれればうれしい」と話している。
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