子どもたちに人気の動物園で起きた、奇妙な出来事の真相。
ある部屋で、飼育員は「何者かに監視されているような気がする」といいます。
東武動物公園飼育係・染谷真理奈さん:
掃除をしていると、視線を感じますね…。
実は、取材中にも何者かが窓からのぞいていました。
正体を探るため、小窓の前に張り込みます。
すると、決定的瞬間が。
左の前足で窓を押さえながら中をじろじろと見ていたのは、シシオザルのシーラ君。
中の飼育員を何度も確認する姿は、まるで飼育員が仕事をちゃんとしているのか監視しているかのようです。
一体、何を気にしていたのかというと…この部屋は、シーラ君がごはんを食べたり寝たりする部屋。
東武動物公園飼育係・染谷真理奈さん:
掃除した後にご飯がもらえるとわかっているので、それをのぞき込んで監視している様子ですね、いつ終わるかなって。ご飯がほしくてたまらないんでしょうね。
部屋を掃除している間は外の展示場で待っているといい、その間が監視タイム。
飼育員がシーラ君を見るはずの小窓が、この時だけは、シーラ君が監視する窓になるのです。
東武動物公園飼育係・染谷さん:
見られているなっていう視線をすごく感じるので、ちょっとやりづらい。(でも)面白さが勝ちますね。ちょっとおじさんっぽいというか…。早く(掃除)終わらせなきゃって楽しくなります。
シーラ君の監視は、効果抜群のようです。
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