4月、鹿児島・鹿屋市で開催されるイベントが全国から注目されている。毎年華麗な航空ショーが披露されるイベントに10年ぶりにブルーインパルスがやってくるとあって、地元の人や実行委員会も期待を寄せている。
10年ぶりに地元の空に…「感慨深い」
2024年4月28日、鹿屋市の海上自衛隊鹿屋航空基地などで開催される「エアーメモリアルinかのや」。このイベントに、航空自衛隊のアクロバットチーム、ブルーインパルスが10年ぶりにやってくる。
この記事の画像(25枚)鹿児島・鹿屋市出身の元航空自衛官・浜田大輔さん(47)は約30年前、高校生の時に初めてブルーインパルスを見た。「音とスピードがすごかった」と語る浜田さんは、ブルーインパルスの華麗な航空ショーに一気に心を奪われた。「将来どういうふうになろうかなと思っていたが、ブルーインパルスを見て航空自衛隊を目指すようになった」と話す。
浜田さんは1995年に航空自衛隊に入隊して整備隊隊長として災害派遣などに携わり、23年間勤務した。今は鹿屋市で自衛隊グッズの専門店を営んでいる。
憧れのブルーインパルスが10年ぶりに大隅の空を舞うことが決まり、浜田さんは「感慨深いものがある。みんなの力があってこその華やかなショーだと思うので、かみしめて楽しんでほしい」と、かつての仲間たちに思いを寄せている。
問い合わせが殺到!実行委員会も期待
実行委員会では、開催当日は例年の倍以上となる約5万人が来場すると見込んでいて、駐車場7,200台分を確保するほか、58台のシャトルバス運行を決めた。
ブルーインパルスは午後1時半からの飛行予定。会場には午前8時から入場できるが、周辺の道路はほぼ一本道ということもあり、交通渋滞が予想される。実行委員会では「問い合わせが殺到している。時間に余裕を持ってきてほしい」と早めの来場を呼びかけている。
憧れのブルーインパルスが10年ぶりに大隅の空を舞う。
浜田さんは高校時代の感動を胸に、10年ぶりのブルーインパルスは演技項目や技も増えているはずだと話す。
「迫力とスピード、実際に体の中で響く音を感じてもらえればいい」と、期待が膨らむ。
(鹿児島テレビ)
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