大崎市の酒造会社では、貯蔵する日本酒の熟成度合いを確かめる「初呑み切り」と呼ばれる伝統行事が22日行われました。

大崎市松山にある「一ノ蔵」です。22日に行われた「初呑み切り」は、去年の秋から今年春にかけて貯蔵された日本酒の出来栄えを出荷の前に確認するもので、22日は蔵人など約50人が参加しました。参加した人たちは、118あるタンクから取り出された原酒をひとつひとつ口に含んで、味や香りなどをじっくりと吟味していました。

一ノ蔵 門脇豊彦 総杜氏
「昨年はあまり米(の品質が)良くない年だったが、お酒造りにとても苦労したという思いがありますが、ひと夏越してしっかり上手に、ほどよく熟成したことが分かって一安心です」

一ノ蔵では来月から日本酒の原料にするコメの収穫を始め、24日から新酒の仕込みに取りかかる予定だということです。

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