鹿児島市平川動物公園で、珍しいコアラの鳴き声が撮影された。
低音で響くような鳴き声は、かわいらしい見た目からは想像しにくい。
同園によれば、コアラは滅多に鳴かず、大人の証しとして“縄張り”アピールするときに鳴くという。
想像できる?コアラの珍しい鳴き声
“コアラが鳴く姿”は、かわいらしい見た目とは裏腹に、低く渋い声なのはご存知だろうか。
この記事の画像(11枚)鹿児島市にある「鹿児島市平川動物公園」で撮影された映像では、コアラがまるで遠ぼえのように顔を上げ、20秒以上途切れることなく鳴き続けていた。
園の担当者に話を聞くと、「コアラがこんな野太い声で鳴くことに、鳴き声を聞いたことないお客さんはすごく驚かれます」という。
園の担当者によると、コアラは頻繁には鳴かない動物だという。
同園にいる赤ちゃんコアラも、大人のコアラも静かに過ごしている。
しかし、葉っぱを食べている時はおとなしく静かなオスコアラのライトくんは、朝になると毎日のように鳴くという。
鳴き声の理由は“縄張り主張”
いったいなぜ鳴いているのか、飼育員に聞いてみると、「『テリトリーコール』と呼ばれるものです。ライトはちょうど大人になるぐらいの年齢で、ああやって鳴くことによって、自分の縄張りをほかのコアラに教えるような意味合いでよく鳴いていますね」と解説してくれた。
「テリトリーコール」は、オスのコアラが大人の仲間入りをした証しといわれている。
コアラが多く生息するオーストラリアでは、その鳴き声が数km先まで聞こえることもあるという。
担当者によると、3歳のライトくんは一番ブイブイ言わせている時期だといい、大人になった自分を猛アピールしていた。
(「イット!」 8月21日放送より)
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