ペンギンが大好きな小学2年生の自由研究が、X(旧Twitter)で話題になっている。
この記事の画像(18枚)次女(小2)の自由研究
無類のペンギン好きなので、骨格標本を作ることにしたらしい
組み立ては手伝ってましたが、パーツ作成はほぼ自力でやってたので大変そうでした
このようなコメントと共に投稿されたのは1枚の写真。博物館に展示されていそうなクオリティーの骨格標本だが、実は小学2年生の女の子が自由研究で完成させたのだ。
投稿した父親のfunfanさん(@funfan2nd)によると、本やウェブサイトで骨格の資料を探し、軽量樹脂粘土で骨のパーツを作成。針金やワイヤーで部分ごとに繋げて接着剤でくっつけたのだそう。
ケープペンギンの骨格を参考にしたかったそうだがなかなか見つからず、同じフンボルトペンギン属のフンボルトペンギンやマゼランペンギンを参考にしたという。
できあがった骨格標本の大きさは、高さ約37cm、くちばしから尾椎骨までが約25cmとのこと。
制作日数は2週間くらいだというがこれだけではない。さらに娘さんは、ペンギンについて10枚ほどのレポートも完成させていた。
「ペンギンの体のふしぎ?」や「ペンギンと人のほねのちがい」などがイラスト付きでまとめられており、夏休みに充実した研究を重ねたことがうかがえる。レポートは1週間ほどで仕上げたそうだ。
ユーザーからは「標本を自作するとか異次元すぎる」「それ片手にランドセル担いでくる小学生震えます」「ペンギンを骨まで愛してるんですね」などのコメントが寄せられ、5万7000件を超える「いいね」がついている(9月2日現在)。
お姉ちゃんも作っていて…
まずは見事な骨格標本を作成した娘さんに、研究成果を聞いてみた。
――ペンギンのどんなところが好き?
ペンギンが歩く動き。白黒の色と、目の色がきれいでかわいいです。
――どうして骨格を作ることにしたの?
お姉ちゃん(3歳上の姉)が小学2年生の時にオオサンショウウオの骨格標本を粘土で作っていたので、自分も好きなペンギンで作りたいと思ってやってみました。
――難しかったところや、こだわったポイントは?
ろっ骨を細く作る所が難しかったです。フンボルトペンギン属にこだわって、くちばしを厚めにして鼻の穴を作りました。
――自由研究で分かったことで、一番印象に残ったのはどんなこと?
「りゅうこつとっき」という骨を見つけたことと、ペンギン(鳥)は恐竜と同じ部分があるという事が印象に残りました。
――ペンギンについて、これからもっと知りたいことはある?
トボガン(ペンギンの移動方法)など、ペンギンがよくする行動をじっくり観察したいです。
「でかいなー!」「頑張ったね!」
娘さんの自由研究をサポートし、完成を見守ったfunfanさんにも話を聞いた。
――娘さんは何がきっかけでペンギンを好きになったの?
3歳上のサメ好きな姉にくっついて、一緒に水族館を見に行った事で興味がわいたようです。
――普段から娘さんは工作をよくする?
工作自体は大好きなようで、急に作りたいものをひらめくと、寝る前でもダンボールや空き箱、折り紙などを使って一心不乱に作成している事がままあります。
クオリティは別として、本人が想像した物を作り終わると満足して、その作ったものでの遊びが始まります。
――完成した骨格標本を見てどう思った?
出来た時点で「でかいなー!」と思いました。本当は20cmくらいの小さいサイズで作ろうと話していたので、まさか35cmくらいまで大きくなるとは思いませんでした。
骨格を調べた時点で何からやって良いのか、組み立てやら本当にできるか正直不安でした。
細かい事を言ったら全然足りてない部分は多いと思いますが、ちゃんと骨格標本になっていて、最後まで根気よく作り上げた事には「頑張ったね!」と労いました。
次女(小2)の自由研究
— funfan / Kenji Nakatsuka (@funfan2nd) August 27, 2024
無類のペンギン好きなので、骨格標本を作ることにしたらしい
組み立ては手伝ってましたが、パーツ作成はほぼ自力でやってたので大変そうでした pic.twitter.com/SIIh1zDATX
大好きなペンギンをとことん調べ上げた娘さん。既に学校に提出済みとのことで、きっとお友達や先生も驚いたことだろう。
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