鳥取県の平井伸治知事は23日の記者会見で、6月9日に投開票される同県智頭町の町長選と町議補選で、投票所の「オンライン立ち会い」を実施すると明らかにした。5月9日に県と町が合同で公開リハーサルを行う。県によると、実際の選挙で投票の立ち会いをオンライン化するのは、全国初とみられる。

公職選挙法は投票所立会人について、有権者から2人以上5人以下を選任しなければならないと規定。平井知事は「立会人が確保できないことで投票所を減らすことにならないよう、先導的な実験をやっていきたい」と述べた。

県は2月、投票所で遠隔カメラなどを使った立ち会いの制度導入を推進すると発表し、選挙が予定される自治体に実施を打診していた。

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