セブン―イレブン・ジャパンは3日、物価高を背景に、コンビニ利用者の節約ニーズが高まっているとして、値ごろ感のある商品を拡充すると発表した。対象商品には「うれしい値!」と銘打ち、9月末までに約270商品を展開する。
同社によると、今年7月中旬から、定番商品の「手巻おにぎりツナマヨネーズ」「手巻おにぎりしゃけ」を「うれしい値!」商品として従来よりも手ごろな税込み138円で販売したところ、おにぎり全体の販売数が発売前と比べ約1割伸びたという。
3日からは、これまで税込み399円で提供していた「麻婆丼」「バターチキンカレー」「五目炒飯」を約50円値下げし、税込み348円で販売を開始した。 値下げは、原材料の調達の見直しや製造工程の効率化などで実現した。今後、食品以外で使用頻度の高いトイレットペーパーや洗剤などの日用品でも展開する予定だ。
この日、東京都千代田区の同社本社で開かれた説明会には羽石奈緒商品本部長が登壇。「コンビニが割高だというイメージを払拭(ふっしょく)したい。お得感のあるアイテムを充実させ、来店頻度を増やすことを目指す」と狙いを語った。【加藤結花】
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