長野市の出版社が手掛ける「大豆タルト専門店」が1周年を迎え、新たに「キッシュ」の販売を始めました。具材には県内産の野菜などを使い、信州の魅力を発信したいとしています。

じっくり焼き上げられたキッシュ。

長野県産の丸なすの下には、豚肉たっぷりのボロネーゼが入っています。

信州みそとバターでソテーした3種類のキノコをのせたものなど県産の食材がふんだんに使われています。

作っているのは長野市の大豆タルト専門店「いとおかしき」です。8月から5種類のキッシュの販売を始めました。

一兎舎 代表取締役・山崎恵理子さん:
「季節に応じてすごくおいしい信州の野菜がたくさんあるので、この野菜もどうにかタルトにできないかなと考えた時に、甘くしてケーキ仕立てにするよりは、お総菜の方向に野菜を持っていって、タルトからキッシュという発想をしてみました」

「いとおかしき」は、長野市の出版社「一兎舎」が、コロナ禍から挽回するための新事業として2023年オープンしました。

生地には国産の大豆粉と米粉を使用。タルトにのせるのは長野市産のイチゴや須坂市産のシャインマスカットなど県産のフルーツです。

旬の味を楽しめ、グルテンフリーでもあることから販売も好調で、今はネット販売だけでなく週に一度、店頭販売もしています。

オープンから1年を迎え、もっといろんな信州の食材を発信しようと、新たにキッシュの販売を始めました。

記者が試食―。

(記者リポート)
「生地サクサク。みそとバターの濃厚な味とシャキシャキとしたキノコの食感、風味もあって、とてもおいしいです」

一兎舎 代表取締役・山崎恵理子さん:
「その季節に応じた野菜で内容を変えていきたいと思っているので、信州のその時の旬のお野菜を使ったキッシュ、お総菜タルトを皆さんに召し上がってもらいたい」

キッシュは、店のネットショップや、毎週土曜日の店頭販売で購入できるということです。

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