南海電鉄「ラピート」(左)とJR西日本「はるか」が並ぶホームでのイベントに参加した歌手の徳永ゆうきさん(中央)ら=大阪府の関西空港駅で2024年9月7日午前10時48分、中村宰和撮影

 関西国際空港と大阪市内の主要駅などを結ぶ関空アクセス特急のJR西日本「はるか」と南海電鉄「ラピート」の運行開始から30年を祝い、関西空港駅(大阪府)で7日、記念イベントが開かれた。

 駅のホームに両特急が並んだ。JR西の田村俊光駅長が「30年間、安全に運行できたことを感謝する。来年、大阪・関西万博が開催され、多くのお客様が関空を訪れることを期待している」とあいさつ。南海の福田裕樹駅長は「ラピートに皆さんの夢と希望を乗せ、私は安全と安心を守るために走りたい」と述べた。駅構内では音楽やダンスのステージがあった。

 両社の特急は関空の開港に合わせ、1994年9月4日に運行を開始した。乗客数の累計はラピートが6805万人、はるかが6590万人。新型コロナウイルス禍からほぼ回復し、2023年度の乗客数はラピートが355万人、はるかは343万人だった。【中村宰和】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。