新鮮なイセエビの生け作りを手に祭りをPRする甲斐実行委員長(右)ら=宮崎県延岡市で2024年9月6日午後6時26分、重春次男撮影

 黒潮と餌の豊富な藻場が育んだ新鮮なイセエビを満喫できる「東九州伊勢えび海道・伊勢えび祭り」が、宮崎、大分両県に連なる日豊海岸沿岸の飲食店で始まった。12月1日までの期間中、沿岸の宮崎県延岡市と大分県佐伯市の計29店が腕によりをかけた自慢のコース料理などを提供する。

 日向灘や豊後水道沿いの日豊海岸沿岸は、近海を黒潮が流れるイセエビの好漁場。1日の漁解禁に合わせ、2004年から両市の観光関係者や飲食業者が3カ月間のキャンペーンを展開し、今年で21回目を迎えた。

 参加店ではイセエビのみそ汁や刺し身、焼き物、魚介類を組み合わせ趣向を凝らしたコース料理を提供。単品で注文できる店舗も。利用者がアンケートに答えて応募すれば、抽選で29人にイセエビ1キロをプレゼントする。

 6日は延岡市の飲食店で、両市の実行委員長や関係者がキャンペーンをアピール。延岡市の甲斐宏明委員長(41)は「コクがあり、プリプリした食感の旬のイセエビを味わって」と話した。問い合わせは延岡観光協会(0982・29・2155)。【重春次男】

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