9月16日の「敬老の日」を前に諏訪市(長野県)の金子市長が高齢者の自宅を訪ね、長寿を祝った。市内最高齢・106歳の女性の長生きの秘訣は「何でも食べること」、人生で思い出深いことは「池に落ちて、引き上げられたこと」だそうだ。

市長が自宅を訪ねお祝い

諏訪市・金子ゆかり市長:
「美意子さん、おめでとうございます!106歳、諏訪市で一番長生き」

北沢美意子さん(106):
「ほんと?」

金子市長:
「ほんとです」

左 北沢美意子さん(106) 右 諏訪市・金子ゆかり市長:
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笑顔を見せるのは諏訪市の北沢美意子さん。大正7(1918)年6月生まれの106歳。市内最高齢として11日、金子市長が自宅を訪ねお祝いした。

「何でも食べます。野菜が好き」

25歳で結婚した北沢さんは、5人の子どもを出産し、孫は7人、ひ孫は8人。今は自宅で長男の誠さんと2人で暮らし、週2回、デイサービスに通う。肝臓を患ったこともあるが、100歳ごろまでは元気に畑仕事をしていたそうだ。

若い頃の北沢美意子さん

金子市長:
「長生きの秘訣は?」

北沢さん:
「私は何でも食べます。野菜が好きでね、野菜のものをたくさん食べます」

金子市長が106年の人生で思い出深いことを聞くとー

北沢さん:
「池があってね、その中に落ちて、引き上げられたことある、それは覚えてますよ」

100年以上も前の3~4歳の頃の記憶だそうだ。

さらに、6歳の時にはー。

長男・誠さん:
「関東大震災、6歳のとき、地震が起きて」

北沢さん:
「地震がきてね、こんな。何したかと思ってびっくりした。それは、忘れられない」

この日も“記念の一日”に

市長に表彰され、多くの取材陣が訪れた9月11日も記念の一日となった。

北沢さん:
「私、何ごとがおきたかと思ってびっくりしました。皆さまのお世話になって、いつまでも生きさせていただいて、ありがとうございます」

左 長男・誠さん  中央 北沢美意子さん(106) 右 金子ゆかり市長

諏訪市によると100歳以上は男性5人、女性45人で合わせて50人だという。

(長野放送)

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