来場者に前脚を振ってあいさつするレイワ=北海道登別市内で2024年9月14日、平山公崇撮影

 北海道登別市にある水族館「登別マリンパークニクス」で14日、元号にちなんで命名されたゼニガタアザラシの「レイワ」(雄、5歳)がパフォーマンスデビューを迎えた。

 レイワは元号が令和となったばかりの2019年5月29日生まれ。ニクスは、アザラシやオットセイなどの赤ちゃんが生まれた際、来園者の投票や公募で命名しているが、改元した直後の誕生ということからスタッフの総意でこの名前が付けられた。

 この日は、5分ほどの登場。メインプールに現れると、前脚をひらひらと振って満員の入館者にあいさつ。飼育スタッフと「握手」するところで驚いたのかバックヤードに引っ込んでしまったが、少しして戻ると、ゴロゴロと転がる「回転」を披露した。

 飼育を担当する野田紗世さん(28)は「今年1月からお客さんが集まるメインプールの雰囲気に慣れさせ、技の練習も続けてきた。将来は自分だけで15分のパフォーマンスをこなせるようになってほしい」と話した。今後は1日1回、午後2時45分からパフォーマンスする。【平山公崇】

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