1階「新幹線学びと体感エリア」には運転シミュレーターがあり、子どもたちに人気だ=石川県白山市内で、深尾昭寛撮影

 北陸新幹線金沢―敦賀間の延伸開業直前の3月13日、石川県白山市宮保町にオープンしたトレインパーク白山(市立高速鉄道ビジターセンター)が人気だ。7月半ばに来場者数は10万人の大台を突破。9月1日時点で14万人を超え、遠方からも近隣からも、幅広い層の人が訪れている。

 5階建てのトレインパークは高架線路のすぐ脇に位置し、展望室やデッキから疾走する新幹線車両を間近に見ることができる。4階の連絡橋は隣接する新幹線車両基地「白山総合車両所」に続き、車両所内を見学するデッキに至る。1階の「新幹線 学びと体感エリア」では車両部品などを展示し、運転シミュレーターも置く。大型立体遊具がある階や、周辺市町の観光情報・お土産コーナーもある。

疾走する新幹線を間近から眺められるトレインパーク白山(白山市立高速鉄道ビジターセンター)。来場者数は好調だ=石川県白山市内で、深尾昭寛撮影

 小山一徹センター長(40)は「新幹線に特化する一方で、子供が遊べる遊具があり、地域観光でも役割を担う施設。いろいろな目的で人が訪れ、総合的な入場者数を押し上げている」と分析。北陸新幹線の運転士・車掌を招いたイベントを開催するなどリピーター確保にも余念はない。

 午前9時~午後5時開館(最終受け付け午後4時半)。水曜休館(祝日の場合は翌日)。【深尾昭寛】

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