宜野湾市にある洞穴からおよそ3万2000年前に人類が火をたいた跡、炉跡が見つかりました。関係者は沖縄の人類の歴史を知る上で極めて重要な遺跡だと評価しています。
沖縄国際大学考古学研究室では、2022年から普天満宮本殿近くにある洞穴内の発掘調査を進めていて、2023年度、およそ3万2000年前から1万8000年前の人類が火をたいた跡・炉跡や礫を発見しました。
新里准教授は、南城市のサキタリ洞遺跡や那覇市の山下町洞穴遺跡などと並ぶおよそ3万年前~2万年前の旧石器時代を代表する遺跡のひとつだと評価します。
沖縄国際大学新里貴之准教授:
「初期人類の活動をこれから分析できる、研究できるという意味で非常に重要な遺跡だということが分かったことが今回の成果だと思っています。」
研究室では今後、さらに分析を重ね当時の人類が何を食べどんな生活をしていたかを解明したいとしていて、2024年8月にも普天間宮洞穴遺跡での発掘調査を実施する予定だということです。
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