奈良市の東大寺で行われた発掘調査で、地層に3回もの火災の跡があったことが分かりました。

奈良時代の東大寺は、僧侶が仏教などを学ぶための建物「講堂」と、僧侶が生活を営む建物「三面僧坊」が大仏殿の北側に建ち並んでいたとされています。

東大寺などがこのエリアの発掘調査をしたところ、柱を支える石=礎石が12基発見されたことなどから、講堂などの広さは東大寺の中で最も広い大仏殿に匹敵し1000人ほどの僧侶が生活していた可能性があるということです。

また、地層から火災が3回あったことが確認され、2回にわたり再建された三面僧坊は、奈良時代から同じ場所に建てられていたことが新たにわかりました。
東大寺は、今後の調査で僧侶の暮らしなどを明らかにしたいとしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。