松山市のJR松山駅の新駅舎が29日、開業した。駅周辺の高架化に伴うもので、旧駅舎の改築以来、71年ぶりの大規模改装。高架下には土産物店や飲食店が並ぶ商業エリア「だんだん通り」も誕生し、駅周辺の活性化に期待がかかる。
29日の式典で愛媛県の中村時広知事は「今日は感無量。陸の玄関口にふさわしい空間として更なる松山市の発展につなげてほしい」と話し、期待を示した。JR四国の四之宮和幸社長は「従前以上に愛され、多くの方に利用いただき、旅のすてきな記憶を刻める松山駅になるよう頑張っていきたい」と語った。
新駅舎の目玉、だんだん通りは初日から多くの客でにぎわった。伯方塩業(松山市)が同社の塩を使った塩ソフトクリームなどを販売する「with salt 伯方の塩」など17のテナントが入ることが決まっている。愛媛県新居浜市の会社員、三好秀樹さん(58)は「今回の新駅舎開業をきっかけに県外から多くの人が来てくれて愛媛が盛り上がってくれたら」と話した。【山中宏之】
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