仙台の新しい名物になるかもしれません。普段は捨てられてしまう「タコの皮」を使ったかまぼこの新商品が誕生しました。
その名も「たこ揚げクン」。たこ焼きのようにも見えますが、揚げかまぼこです。練りこまれているのは「タコの皮」
記者リポート
「色味がとてもきれいです。タコの皮の食感と風味を感じられるかまぼこです」
仙台市若林区の食品卸売業者「かね久」と老舗の笹かまぼこ店「鐘崎」がタッグを組んで開発した商品で、10月8日、関係者にお披露目されました。
「たこ揚げクン」に使われているのはミズダコの皮で、普段はほとんどが廃棄処分されてしまうそうです。そこに目を付けたかね久が資源を有効活用し「魚離れ」に歯止めをかけようと、鐘崎のかまぼこ作りの技術を借りて開発したということです。
試食した人
「とても食べやすくておいしい」
「こんなおいしいタコ皮をどうして捨てていたんだろうかと感じるくらい、おいしかった」
「たこ揚げクン」にはアレルギー表示が必要とされる特定原材料8品目が使われていません。小麦や卵を使わずにこんなアレンジもできます。
かね久 遠藤伸太郎社長
「かまぼこだが、たこ焼き風に食べられるので、子供からお年寄りまで軽く食べられるような、仙台発信のソウルフードとして展開できればいい」
たこ揚げクンは自動販売機で買えるほか、鐘崎本店のカフェなどで「たこ焼き風」として提供されています。
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