県内各地で衆議院選挙の期日前投票が続いていますが、若い世代の投票率を少しでも上げようと、大学生自らが企画して、今回初めて、県立大学のキャンパス内にも期日前投票所が置かれました。

期日前投票所が設けられたのは西彼・長与町の県立大学シーボルト校です。

22、23日の2日間、長与町の選挙人名簿に登録されている全ての人が期日前投票を行うことができます。

昼時には授業を終えた10人ほどの大学生が投票を行いました。

学生(3年)
「学校に来て授業を受ける間に投票できることは学生の負担を減らせる」

学生(1年)
「(構内に)あるんだと驚いた」「少しでも今から社会に出る私たちの意見が通ればいいかなと」

投票所の設置を企画したのは県立大の4年生、川島さくらさんです。

川島さくらさん
「大学に(投票所を)置くことで、入る人を見ると、同じ大学生で投票に行っている人を見るだけでも刺激になるのではと思った」

投票率が低い同世代が少しでも投票に行きやすくなればと県の選挙管理委員会にかけあい実現させました。

県内初の取組みとして選挙の立会人や投票用紙を交付するなどの運営もほぼ全て大学生が行います。

川島さんの活動に賛同した県立大や長崎大、長崎純心大の学生がボランティアで参加していて、投票所の隣にフォトスポットを設置したり、地元の飲食店の無料券などが当たる抽選会を企画するなど、工夫をこらし投票を呼びかけています。

川島さくらさん
「投票に行くことが当たり前になってほしいと思っていて、意識が高いとか選挙に関心があるとかそういうことではなく自分自身が1票持っているから当たり前に行くよねという光景が広がるとうれしい」

県選挙管理委員会によりますと、20日までに5万5773人が期日前投票を済ませています。

期日前投票は一部の投票所を除き、26日まで行われています。

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