日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会のノーベル平和賞の受賞決定を、構成団体の長崎原爆被災者協議会が長崎市の鈴木市長に報告しました。

長崎市役所を訪れた長崎被災協の田中重光会長など6人は、拍手で出迎えられました。

日本被団協は核兵器のない世界を実現するための努力と、証言を通じて核兵器が二度と使われてはならないと示した功績が評価され、今年のノーベル平和賞に選ばれました。

田中会長は受賞決定を鈴木市長に報告し、「核兵器をなくせと運動してきた全ての仲間たちと一緒に受賞したと思っている」と述べました。

田中重光 会長(日本被団協代表委員)
「戦後一番、核兵器が使用される危険な状態の中で私たちが頂いたというのは、世界の政治指導者にどうして平和を作れないのかという1つの警告だとも思う」「若い人たちが核兵器、戦争のない世界を目指してこの運動に参加することを本当に望んでいます」

鈴木市長は「喜びを分かち合い、励みにして核兵器のない世界の実現に向けた取り組みを強化したい」と答えました。

授賞式は12月10日にノルウェーのオスロで行われる予定で、市はパブリックビューイングの実施を検討するとしています。

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