資源の地産地消を大村市から全国に展開します。
地域で出た廃食油を道路の舗装に生かす取り組みが始まっています。
大村市内では今年1月からスーパーなど計8カ所に家庭などから出る使用済みの食用油=「廃食油」を回収するボックスが設けられています。
回収した油は精製され、アスファルトを製造するための燃料に使われています。
この取り組みは道路の舗装に使うアスファルト合材を製造するための機械を生産・販売している佐賀県の「田中鉄工」が進めていて、今後の展開について説明会を開きました。
すでに廃食油を利用した舗装も行われていて、地域で出た資源を地域の道路舗装にいかした取り組みは、全国で初めてだということです。
田中鉄工 末吉文晴 社長
「(地域で出た廃食油を)地域の誰もが利用する道路や歩道の舗装材料として利活用する。この循環モデルを通じて地域のローカルSDGs、しいては業界のカーボンニュートラルを達成する」
4月22日までに125リットルの廃食油が集まり、約300キログラムの二酸化炭素削減につながったとしています。
この会社では道路舗装の地産地消を全国に広げていきたい考えです。
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