岩手県警察学校が10月30日、東日本大震災の被災地・陸前高田市で研修を行いました。研修では津波を想定した避難誘導の訓練も実施されました。
県警察学校では震災の教訓などを学んでもらおうと被災地で研修を行っていて、30日は2024年4月に入学した初任科生43人が参加しました。
30日の研修では津波が発生し、体の不自由な人や高齢者を避難誘導するという想定の訓練を初めて実施。
参加者たちは車いすなどを使い、安全な高台への避難誘導に取り組みました。
参加者の中には、震災当時、市内の保育園に通っていて津波が発生した際、近所の中学生に背負われて避難した経験を持つ初任科生もいて、人命を守る警察官としての志を新たにしていました。
県警察学校 初任科生 倉岡海斗さん
「(保育園の時)中学生におんぶされ、斜面を必死に走って逃げて私は助かった。人の命を助けられる警察官になりたい」
県警察学校では今後も被災地での研修を実施する方針です。
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