職員とともに敬礼する中林久子基地長=26日、大阪府泉佐野市の関西空港海上保安航空基地

今月15日に着任した第5管区海上保安本部関西空港海上保安航空基地の中林久子基地長(57)が26日、職員に「安全に向けた日々の積み重ねを大切にしてほしい」と訓示した。海上保安庁では女性初の航空基地長。

平成22年に起きた海保所属のヘリコプター墜落事故を受け、海保では毎年4月26日を「海上保安庁航空安全の日」としている。

中林基地長は基地格納庫内で職員約60人に訓示。「安全意識の向上に取り組み、チームワークを発揮することが何よりも重要」と述べ、「全力で職務に邁進(まいしん)することを約束する」と決意を語った。

大阪育ちながら、平成3年の入庁後初めて大阪湾を管轄する職務に就いたという。報道陣の取材に「来年の今ごろには大阪・関西万博が始まっている。日ごろから取り組んでいる関西国際空港の警備実施に万全を期したい」と誓った。

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