八甲田山頂上付近から撮影した作品を見る来場者=27日、秋田市

秋田県在住の写真家、大川清一さん(60)の写真展「北東北 山々の輝き」が秋田市の県立美術館で開かれている。秋田、青森、岩手3県の山々の美を捉えた約100作品に、連休初日の来場者が見入っていた。5月19日まで。

大川さんは陸上自衛隊員やプロボクサーを経て、1992年ごろから自然を題材に写真を撮り始めた。東京などで個展を開き、北東北の原風景を切り取った写真集を出版してきた。

会場では白神山地のブナ林や真冬の鳥海山の写真を展示。最大のパネルは八甲田山頂上付近から撮影した写真で、月光の下で多くの樹氷が青く浮かび上がっていた。

白神山地のブナ林の写真と来場者ら=27日、秋田市

「普通の人が行けない真冬の山の景色を狙っている」と大川さん。一瞬の美のため10日超、山にこもることも。お気に入りの鳥海山について「厳しい山だが、美しさも一番」と語った。

お気に入りの鳥海山の作品前に立つ写真家、大川清一さん=27日、秋田市

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