色鮮やかな光を放ちながら夜の市街地を走る期間限定の「デジタルアート電車」が話題を呼んでいる。乗客らは車窓の外に映し出される幻想的な世界を楽しんでいる。
電車を運行するのは、大阪府貝塚市の水間鉄道。創立100周年の記念イベントとして企画された。12月1日まで毎日午後5~9時台に、貝塚―水間観音(全長5・5キロ)を往来する上下12本が様変わりする。
2両編成の車内に8台のプロジェクターが設置され、色とりどりのまばゆい光の画像がプロジェクションマッピングとして車窓から街中に投影される。
100万点に上る画像はデジタルアーティストの長谷川章さんが制作した。水間観音駅近くの「厄よけ観音」として有名な水間寺も、光のアートで包まれる。
水間鉄道の担当者は「走行中に同じ画像は出ないので、一期一会の眺めを楽しんでほしい」と話す。【中村宰和】
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