豚の家畜伝染病への備えです。野生イノシシの豚熱・経口ワクチン散布の研修が宮崎市で行われました。
豚熱は、豚熱ウイルスによって感染する家畜伝染病で、野生のイノシシが感染源とされています。宮崎市の県総合農業試験場で行われた研修には、県内の各市町村の担当者など80人余りが参加しました。研修ではまず、農林水産省の担当者が去年、佐賀県で発生した豚熱の対応や対策について講演しました。
「例えばけもの道とか掘り起こしや、足跡を見つけたら、そこにワクチンを撒く」
この後、屋外に移動して豚熱経口ワクチンの散布方法の実地研修などが行われました。
(県農政水産部 松崎勝一主幹)
「常在危機の意識をもって、いつ発生したとしても対応に取り組んでもらえるような体制を構築したい。」
この後、国内ではまだ発生していないものの、豚の最悪の伝染病といわれているアフリカ豚熱の侵入に備え、簡易電気柵の設置方法などの研修も行われました。
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