冬を明るく彩る花「シクラメン」が出荷の最盛期を迎えた。秋田県潟上市の「ブルーメッセあきた」では今、シクラメンフェアが開催されている。
16日から始まったシクラメンフェアは、潟上市の生産者が丹精込めて育てたシクラメンを、普段より2割ほど安い価格で購入できるお得な催しだ。
会場には、約40種類2万鉢ものシクラメンがずらりと並ぶ。18日もシクラメンを買い求めに、たくさんの人が訪れていた。
これまでに20回以上開催されている毎年恒例のイベントだが、2024年の注目品種を紹介する。
まずは「ジックス」。深いワインレッドの花弁と白いがくのコントラストが美しい。
このシクラメンを育てたのは潟上市の佐藤壮真さんだ。佐藤さんはこのジックスで、11月初旬に鹿角市で開かれた県種苗交換会で知事賞を受賞した。
佐藤さんは2024年の花の出来について「暑さの影響もあって難しい環境だったが、去年の反省も踏まえて、より良いシクラメンができた」と話している。
そして、ブルーメッセあきたに初めてお目見えした3つの品種にも注目だ。
1つ目は「キャンディーケーン」。ピンクと白のグラデーションがかわいらしい八重咲きの品種だ。
2つ目は「フォンデュ」。白と紫のストライプ模様が特徴で、一鉢一鉢色の出方が違うためバリエーションが楽しめる。
3つ目は「かぜの谷」。全国的にも生産量が限られていて、とても貴重な品種だ。
佐藤さんは、シクラメンは葉の数だけ花がつくため、葉が多いものやきれいに株がまとまっているものを選ぶのがポイントと話す。
会場では、シクラメンフェアと同時に沖縄フェアも開催されている。30種類以上の特産品に加え、本場の沖縄そばも楽しめる。
シクラメンフェアは11月24日まで開催されている。営業は午前9時から午後6時まで。
冬の室内をお気に入りのシクラメンで彩ってみてはいかが。
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