世界が注目した「ラリージャパン」。
スピードの向こう側に見えたのは、地元の魅力です。
21日、愛知・豊田市の繁華街の沿道に集まった多くの人のお目当ては、ど派手なカラーリングのラリーカーです。
愛知県と岐阜県の複数の街を舞台に行われた、世界ラリー選手権の最終戦「ラリージャパン」。
街中や山間部の道路を封鎖して行われるラリーレース。
目の前を猛スピードで走り抜けるラリーカーは、まさに迫力満点。
時にはコースアウトして激しくクラッシュする車も。
世界のトップドライバーの走りを間近で見られる、ファンにとっては最高の機会ですが、実はラリージャパンにはもう1つこんな魅力が。
ラリーツーリズム。
私たちが生活する公道を利用して行われるラリーレース。
そこには、長く育まれてきた昔ながらの街並みや、日本の原風景が残っています。
「モータースポーツを通じて地元のさまざまな魅力を知ってほしい」、その思いに応えるようにラリーファンのみならず、地元はもちろん、日本中、そして世界中から多くの人が訪れます。
豊田市・太田稔彦市長:
ラリーカーが特に日本の秋を疾走する。それを国内外の人たちが見て“なんてすばらしいんだ”、改めてこんなに良かったのかという気づきの機会として、ラリーが活用できるのではないか。ラリーツーリズムの可能性はものすごく大きいと思います。
メイン会場のトヨタスタジアムには、子供楽しめる仕掛けがたくさん。
4日間の開催で約54万人が来場し、ラリージャパンを堪能しました。
トヨタ自動車・豊田章男会長:
昨年に比べても、本当に多くの方がこうして会場に来ていただいたこと。とにかくラリー界を盛り上げていきたいと思っています。
ラリーを通じて世界に向けて魅力を発信。
ラリーツーリズムの可能性も、無限に広がっています。
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