ちょっと交ぜて~と、くっつき合う千葉県の市川市動植物園のワオキツネザル。
3頭並ぶその姿はまるで「団子」。
ワオキツネザル飼育担当・鹿野紘佑さん:
何頭も何頭もくっついて団子になっているところを“ワオ団子”ってよく言われたりする。
ある時は、6連ワオ団子!おしくらまんじゅうワオ団子!
またある時は、カメラ目線で雑誌の表紙を飾るアイドルのよう。
“ワオ団子”は、寒いこの時期の曇りの日などに多く見られるといいます。
なぜなのでしょうか?
普段のワオキツネザルたちは葉っぱがついた枝を取られたり、取ったり。
カメラの前で寝落ちしたりしています。
太陽が照った日には日なたぼっこ。
ワオキツネザルは体温調整が苦手で、こうして体を温めているといいます。
しかし、曇りで太陽が出ない日などは“ワオ団子”となり、体を寄せ合って温まっていたのです。
ふさふさのしっぽをマフラーのように巻き付けています。
この“ワオ団子”、実はファミリーの仲の良さも表しています。
ワオキツネザル飼育担当・鹿野紘佑さん:
結構お母さんが一番強い。今までずっとお父さんがちょっといじめられ気味だったんですけど、やっと群れにとけ込んで9頭全員で丸まったりとかも見られるようになってきた。最近その姿を見て感動しているところもあります。
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