家族の世話や介護などを担う子供、いわゆる「ヤングケアラー」について、3月に発足した武雄市の支援チームが、このほど初めて会合を開きました。

「ヤングケアラー」は大人に代わって両親や祖父母、幼いきょうだいなど家族の世話や介護を担う子供などのことです。武雄市では3月下旬、県内初となる支援チームが発足し、初会合には支援チームに所属する教育や医療の関係者など21団体から23人が出席しました。会議では、今年度中に300人ほどのヤングケアラーのサポーターを養成していくことや、市の支援対象となっている子供たちの状況把握を調査していくことなどの方針を確認しました。

【武雄市福祉部(武雄市ヤングケアラー支援事業事務局)後藤英明部長】「今からは実際に具体的な支援を行っていくということで、多少手探りの部分はあるんですけれども、いわゆる子供の権利をしっかり守っていくような町づくりをしていきたい」

また、武雄市はヤングケアラーの悩みなどを対象としたLINE(ライン)での相談窓口を7月に開設する予定です。

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