米子市と鳥取大学医学部附属病院などが連携して、新たな医療システムを導入することになりました。マイナンバーカードの本人確認機能を活用して診察券をデジタル化するなど、利用者の利便性向上や業務の効率化を図ります。
新たな医療システムを導入するのは、米子市と鳥取大学医学部附属病院など市内の4つの医療機関で、市内のIT企業と共同で設立した一般社団法人「日本ヘルスケアプラットフォーム」が運用にあたります。11月25日、米子市で、関係者が概要を発表しました。
新しいシステムでは、マイナンバーカードの本人確認機能「マイキーID」を活用、鳥大附属病院が提供する通院支援アプリ「とりりんりん」にひもづけ、医療機関共通のデジタル診察券を発行、患者のカルテや検査情報を共有し、デジタル技術を活用して医療現場の業務効率化を図ります。
一方、利用者にとっても、スマートフォンを通じて検査結果を確認したり、クレジットカードと組み合わせて医療費を後払いしたりできるようになり、通院の負担が軽減され、利便性向上につながるということです。
米子市・伊澤勇人副市長:
「より効率的な医療サービスあるいは、健康増進、健康寿命の延伸の取り組みを進めていただく大きなきっかけになれば」
鳥取大学医学部附属病院・武中篤病院長:
「有効に持続的に、医療資源を活用していくために、このアプリ、今回のプラットフォーム設立は、非常に貢献できるのではないかと思っています」
デジタル診察券は鳥大附属病院で12月中旬から登録の受け付けを始め、その後、他の医療機関にも順次広げるということです。
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