宮崎県日南市風田では、師走の風物詩の黒砂糖づくり「さとねり」が始まりました。

「さとねり」は、江戸時代から続く伝統的な製法で、木製の釜でサトウキビの絞り汁を6時間ほど煮込んで、練り上げると黒砂糖ができます。
現在、この製法で黒砂糖を作っているのは、県内では風田製糖組合だけです。

6日は地元の園児や小学生が「さとねり」を見学。園児たちは、自ら育てて収穫したサトウキビを機械に入れて絞り汁にする体験をしたり、味見をしたりしていました。

(園児)
「おいしいです!」
「楽しかった。」
「出来上がったらおいしく食べたい。」

(女子児童)
「こういうのが地元の日南にあって、とてもいいと思います。」

(風田製糖組合 平島二三夫 組合長)
「祖先が守ってきたものだから、僕もそれを絶やさないように、おいしい砂糖を作り続けたい。」

さとねりは2日間、夜通しで行われ、およそ600キロの黒砂糖製品にして日南市内のスーパーで販売されます。

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