私は、小学4年生の国語の授業で、百人一首のことを知った。それから、私は百人一首が大好きになった。

教科書にのっている百人一首のうち10首を覚え、さらには順番、和歌を作った人まで。そしてついに50首も覚えた。100首には、まだまだ遠いのだが。

お気に入りは、伊勢大輔(いせのたいふ)の「いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に 匂ひぬるかな」だ。

「昔の奈良の都(平城京)の八重桜が今はここ、九重(宮中)で美しくさきほこっています」という意味の歌だ。

こんなにもすてきな歌がたくさんあるにもかかわらず、友達との話題で出てくる内ようは、好きなもの、ゲーム、新しい曲、キャラクター、流行のものばかり。

百人一首が話題に出ても、どれくらい覚えてる? どんなのが好き? ぐらいで、すぐ終わってしまう。みんなそれほどきょう味がないようだ。おそらく、むずかしいからだろう。

でも私は、百人一首がとてもおもしろいことを知っている。今度友達に、そのことを教えようかな。

百人一首 好き? 百人一首 好き!!

松尾さくら(11) 大阪市平野区

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