その年の出来事や流行などを振り返る時に参考となるものに検索ワードがあります。12月10日には2024年Google検索ランキングが発表されました。

まずは全国のランキング。
1位はドジャース、2位はオリンピック、3位は田中真美子さんでした。

また、47の都道府県名と一緒に検索された急上昇キーワードも発表されました。気になる静岡県は…

1位は「県知事選挙」。

きっかけは新入庁の職員に対する4月1日の訓示でした。
 
静岡県・川勝平太 知事:(当時)
静岡県庁というのは別の言葉でいうとシンクタンクです。毎日毎日野菜を売ったり、牛の世話をしたり、物を作ったりということと違って、基本的に皆さんは頭脳知性の高い方たちです。ですからそれを磨く必要があります

この発言は世論の反発を招き大炎上。そして翌日…。

静岡県・川勝平太 知事:(当時)
どうしたらいいかと思っていて、考えていたが、準備もありますからね。6月の議会をもって、この職を辞そうと思っております

川勝前知事の突然の辞任表明から始まった県知事選挙。

静岡県・鈴木康友 知事:
すべての陣営の皆様も含めて、全県民とともにオール静岡で幸福度日本一の静岡県を作るため全力を尽くして参りたい

勝利したのは元浜松市長の鈴木康友 知事。

自らを経営者と自認する鈴木知事は“学者知事”と呼ばれた川勝前知事との違いを鮮明にしています。

2位は「静岡マラソン」でした。

3位は「南海トラフ」です。

8月8日、宮崎県で震度6弱の揺れを観測したマグニチュード7.1の地震を受けて気象庁は「南海トラフ地震の想定震源域では、新たな大規模地震の発生可能性が、平常時に比べて相対的に高まっていると考えられる」として“南海トラフ臨時情報”を初めて出しました。

村田彬 記者:
こちらのお店では入り口近くの目立つ場所で防災グッズの販売を始めましたが、すでに一部商品は品薄になっています

ホームセンターホームセンターには備蓄品を買い求める長蛇の列が…

鈴木櫻子 記者:
本来ならこちらのコーナーにお米がずらりと積んであるはずですが、現在はほとんどからっぽで、パックのごはんで半分以上何とか埋めてある状態です

2023年の猛暑によるコメ不足「令和の米騒動」は、臨時情報発表に伴う買い占めがさらに拍車をかける形に。

お米の高値は現在も続いたままです。

日頃の備えの大切さを改めて実感する出来事でした。

4位は「静岡市和田川」。あまりなじみのないワードですが…。

伊藤渚紗 記者:
清水区大内の冠水してしまった道路です。足元までこのように水が完全に浸かってしまっています

8月の台風10号接近に伴う大雨。

清水区を流れる和田川が氾濫した可能性があるとして、静岡市は警戒レベル5の“緊急安全確保”を発令しました。

台風10号は県内各地に大きな爪痕を残しました。

5位は「くふうハヤテベンチャーズ静岡」。

2024年1月、静岡市清水区を本拠地に創設されたプロ野球の新球団。

参入初年度のチーム成績は残念でしたが、早川太貴 投手がドラフト指名されるなど明るい話題もありました。

改めて静岡県の検索ランキングです。

1位「県知事選挙」、2位「静岡マラソン」、3位「南海トラフ」、4位「静岡市和田川」、5位「くふうハヤテベンチャーズ静岡」

このような結果になっていました。

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