月面を走行し撮影する超小型ロボット「SORA-Q」の開発に携わった企業の担当者が13日、福井市内の小学校で出前授業を行い、子供たちに挑戦する大切さを伝えました。
  
この出前授業は、子どもたちに夢に向かって努力することの大切さを学んでもらおうと、玩具メーカー大手のタカラトミーが全国で取り組んでいます。
  
授業では、タカラトミーがJAXA(宇宙航空研究開発機構)らと共同開発した「SORA-Q」について、開発に携わった赤木謙介さんがその舞台裏などを紹介しました。
  
赤木さんは「SORA-Q」の球体が広がり車輪となる仕組みは、変形するロボット玩具のアイデアを取り込んだことや、細かい砂がある月の表面を移動できるようカメが歩く動きを取り入れたことなどを紹介しました。
  
この後、児童らが実際に「SORA-Q」を操縦しました。
  
児童たちは「体験もできたし、月や宇宙のことも知れて良かった」「日本や世界にはこんなに技術があるんだなと感心しました」など話していました。
 
開発担当者は「宇宙の分野は未知なことが多く、魅力的な世界。少しでも小さい頃から宇宙のことを知ってもらうきっかけを提案することが重要」と話していました。
 
タカラトミーの出前授業は2024年度から始まった取り組みで、国内各地の小中学校や科学館、博物館で行われています。

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