長年親しまれてきた年賀状ですが、時代の変化に伴い年賀状を出すのをやめる「年賀状じまい」の動きが広がっています。

Job総研が全国の20代から50代の男女を対象に行ったアンケートでは、2024年度、年賀状を送る人は全体の30.9%で、69.1%が送らないという調査結果になっています。

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年代別で見ると、20代は「送らない」が77%と8割に迫っていて、年代が上がるにともない「送る」と答えた割合も増えていますが、50代でも過半数は「送らない」としていて、「年賀状じまい」が進んでいます。

同じ調査で年賀状を送った人の割合の推移をみると、コロナ禍前の2019年は86.6%が送っていたのが、コロナ禍となった2020年に一気に減り、その後も減少傾向が続いています。

名古屋に本社を置く「フタバ」が、年賀状じまいをした200人へのアンケートを行ったところ、「年賀状じまいをして後悔したことはありますか」という質問に4分の3が「ない」と答えています。

ただ1割は「ある」と答えていて「友人や知人との間が疎遠になるような気がします」(70代男性)という声が上がったそうです。

(東海テレビ)

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