日本最南端の五ヶ瀬ハイランドスキー場は台風被害を乗り越え、12月20日に3年ぶりにオープンします。スキー場を支えてきた町民と行政、思いをひとつに営業再開を迎えます。
1990年のオープンから34年。五ヶ瀬ハイランドスキー場は観光に加え、冬場の農家の雇用の場としても町の経済の一端を担ってきました。
スキー場が営業休止に追い込まれたのは、県北でも大きな被害が出た2022年9月の台風14号でした。
( 五ヶ瀬町 小迫 幸弘 町長 )
「本当に苦渋の決断ではあるのですが、今季の営業は断念せざるをえないスキー場につながる。」
道路が大きな被害を受け、スキー場には被害がないのに行くことが出来ず営業を休止せざるを得なくなりました。7カ所の町道におよそ18億円をかけた懸命の工事で、今年の夏にようやく復旧のめどが立ちました。
(やまめの里 秋本治社長)
「もう絶望的な感じを持っておりましたんですよね、ここまで頑張ってきて、何とか光が見えてきたんで再起をかけてもうひと踏ん張り頑張りたいと思います。」
(藤木石油店 藤木 浩美 取締役)
「スキー場のオープンは、みんな心待ちにしてたので、1人でも多くのお客様に来てもらえるよう、宣伝しようって声かけあってます。」
川崎さんも今月に入って人工の雪作りを始めました。
(五ヶ瀬ハイランド 川崎 一仁 係長)
「再開を信じて、またお客さんを迎えられるようにと思い、自分のできる限りのことをやり続けてきました。やると決まった以上、何としてでも進めたいなという思いはありました。」
着々と準備が進むなか、12月12日に安全祈願祭が行われました。
(五ヶ瀬ハイランド 川崎 一仁 係長)
「期待されているお客様がたくさんいまして、何とかその声にこたえるよう、よいゲレンデを作りたいと思います。」
コースには雪景色が広がり、スキー場はいよいよ12月20日に3年ぶりに営業を再開します。
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