生まれて間もない赤ちゃん(本文とは関係ありません)

 「こどもの日」の5日に合わせ、福島県は県内の15歳未満の子どもの数の推計値を発表した。4月1日現在の子どもの数は18万6508人で、前年同期に比べ6114人減(減少率3・2%)だった。1920年の統計開始以来の最少を更新した。

 県人口175万349人に占める子どもの割合は、前年比0・2ポイント減の10・9%だった。

 子どもの数を年齢別にみると、14歳が1万4555人で最も多く、2歳以上ではいずれの年齢でも1万人を上回っている。一方で、1歳は9473人、0歳は8840人となり、年齢が下がるにつれて減少傾向となっている。

 戦後、県内の子どもの数は1950年の78万838人をピークに減少が続き、75年に50万人を割り、2022年には20万人を割り込んだ。

 県こども・青少年政策課の担当者は「全国的に子どもの数が減少し、晩婚化や未婚化の傾向が続いている。経済的な負担を軽減したり、民間とも連携して希望者に出会いの場を提供したりして、総合的な対策を続けていきたい」と話した。【岩間理紀】

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