大正から昭和初期にかけて活躍した宇和島市出身の画家、高畠華宵の絵はなぜ艶やかなのか。東温市の美術館で企画展が開かれています。

大胆に肌をさらし艶やかな表情を見せる美しい女性の絵。描いたのは宇和島市出身の画家・高畠華宵。大正から昭和初期にかけて雑誌などの挿絵画家として活躍し色っぽい少年や女性の絵を多く生み出しました。

この作家の作品をコレクションしている「高畠華宵大正ロマン館」は「華宵的エロスの謎」をテーマに企画展を開催。

会場には、約150点が並び「少女画報」という雑誌に掲載されていた貴重な挿絵の原画7点も初公開されています。

企画展では作品がなぜ色っぽく見えるのか分析。そのポイントは三白眼に描かれているまなざし。決して誰とも視線が交わらず、アンニュイな表情です。この上で口元にそっと手を当てたり頬に指を当てて首を傾けたりして妖艶さを漂わせています。

このほか会場には華宵の作風に影響を受けた現代の漫画家・丸尾末広ら後世のアーティストがどのように作風を受け継いでいるか展示されています。

高畠華宵大正ロマン館・高畠麻子館長:
「華宵の作品を一つ一つ、例えば顔の表情でありますとか、しぐさですとか、そういった細かく分析していますので、それを少しゆっくり見ていただきたい」

この企画展は6月23日まで開催されています。

※土日・祝日に開館。

#愛媛県 #東温市 #高畠華宵 #エロス #アンニュイ #三白眼 #妖艶さ #丸尾末広 #アーティスト

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。