岡山の日本酒が、アメリカのメジャーリーグ、ドジャースタジアムで、販売されているのをご存じでしょうか。ドジャースと言えば備前市出身のあの選手。実は販売に大きく関わっていました。
岡山が発祥の酒米、「雄町」を使った日本酒。精米歩合は45%と、粒を磨き切った雑味のないコメで仕込んだ純米大吟醸です。
(前川裕喜記者)
「すごい甘い香りがする。口当たりは滑らか飲み込むと甘い香りが鼻に抜ける。意外と甘辛いテリヤキソースなどとの相性がいいかもしれない」
総社市の酒蔵で醸造され、商品名は「SOJA BLACK」。ロサンゼルスにあるドジャースタジアムのスイートルームで、720ミリリットル入りが120ドルで販売されています。このスタジアムで日本酒が販売されるのは初めてです。
輸出するのは岡山市の会社。岡山の魅力を海外にPRしようと、長谷川誠さんがアメリカ出身で岡山市在住のクリス・ウィナーズさんと2020年に立ち上げました。
(日本酒を輸出 Sky Hopper 長谷川誠社長)
「クリスにロサンゼルスでイベントをしてもらい、僕は日本側で、酒の開発などをして、2人で自分たちはできると励まして、やってきた」
2023年は500本の輸出に成功し、ビジネスの拡大を目指していたところ。
(Sky Hopper 長谷川誠社長)
「3月末に、山本選手の地元ということもあり(スタジアムでの提供が)決定した。山本選手のおかげで入ったと聞いている」
ドジャースで活躍中の備前市出身・山本由伸投手が働きかけてくれました。チームメイトの大谷翔平選手の活躍もあり、スタジアムで提供される「SOJA BLACK」にも、国の内外から問い合わせが来ています。
(Sky Hopper 長谷川誠社長)
「(設立から)4年間頑張ったことが報われた。クリスも僕も岡山が好きなので、これを機に、岡山の酒や酒蔵を発信し有名になれば」
「SOJA BLACK」は2025年シーズンから国内向けの販売も検討していて、スーパースターによって岡山は酒どころとして名前を轟かそうとしています。
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