11歳の少年に油圧ショベルを操作させるなど、少年らに違法に労働をさせたとして、愛知県東海市にある建設会社の社長の男らが逮捕されました。

 逮捕されたのは、東海市の「氷室建設」社長、氷室優容疑者(46)ら男2人です。

 去年4月以降、自身の会社で当時11歳の少年に油圧ショベルで廃材などを運ばせたほか、15歳に満たない少年3人にもトラックの荷下ろしなどの仕事をさせた労働基準法違反の疑いが持たれています。

 氷室容疑者は建設業の傍ら、ひきこもりや不登校などの事情を抱えた少年らの自立を支援する全寮制の施設も運営していて、労働させていた少年らは施設に入所している子供だということです。

 調べに対し氷室容疑者は容疑を認めていて、警察は少年らを働かせた詳しい経緯や報酬の有無などを調べています。

 氷室容疑者が代表を務める施設側は取材に対し、「弁護士に任せているのでコメントできることはない」としています。

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